ハールレムのクリスマスマーケット(アムステルダムから鉄道15分)

こんにちは。トオ子 です。

「ハールレムのクリスマスマーケット」に行ってきました。オランダで最も規模の大きいクリスマスマーケットのひとつです。アムステルダムから電車で15分(各駅停車だと20分)でアクセスできます。

ハールレムのクリスマスマーケットでは、およそ300の屋台がマルクト広場を中心に東西南北に連なります。オーケストラが旧市街の中心部をパレードしたり、シティホール(旧市庁舎)や仮設ステージでの演奏や合唱も行われます。

エマ通り[Warmoesstraat]には19世紀の衣装をまとった役者さんたちが通りを行き交い、コーラスを響かせたり、店のショーウィンドウの中に座っていたり(!)します。エマ通り[Warmoesstraat]は距離にしておよそ100メートルの短い通りですが、背景の建物群ともマッチして19世紀の空間を楽しめます。ハールレムのクリスマスマーケットに行ったらぜひ立ち寄ってほしい、個人的にイチオシの路地です。

思い出保存と情報共有を兼ねて旅行記を綴ります。

適宜、読み飛ばしてくださいね。

本編…汎用的な情報 | …歴史のこぼれ話 | …個人的な感想文 | …行き方や公式サイトの案内

ハールレムのクリスマスマーケット[Kerstmarkt - Haarlem]

マルクト広場と近辺

クリスマスマーケット開催中のマルクト広場@ハールレム

旧市庁舎(シティホール)から見下ろしたハールレムのマルクト広場です。右に見える教会はグローテ・オフ・セント・バーフォ教会。中にはモーツァルトも弾いたという巨大なオルガンがあります。クリスマスマーケット開催の日、教会の中ではコンサートや合唱の催しもあります。

マルクト広場:マルクト広場から市庁舎に向かってはこんな感じ
教会ヨコに中世風のテント屋台:手作り品やクリスマスカードを販売
SL機関車をリフォームしたコーヒーマシン
雑貨販売の露店もある
暖かいハムサンド €4.5 - 7.5

暖かくてジューシーなハムがたっぷり挟まったサンドイッチ。パンの種類を選べます。キャベツの酢漬けっぽいものを添えると味のバランスがよくなります☆

とろーりチーズ
ラクレットできあがり €6.50 - 7.00

とろけたチーズはもちろん、香ばしい皮(?)も美味しかったです。寒空の下でアツアツのじゃがいも&チーズをほおばると、幸せになれます。添えられている野菜はルッコラ。

魚の燻製中

こちらでは魚を燻製中。魚の種類がわからなかったですが、ウナギの仲間のようなカタチをしていました。ドジョウだろうか、アナゴだろうか…魚にはひどく疎いわたしのため、紹介できなくてごめんなさい。

お菓子屋さん
クリスマス仕様のかわいいデコチョコ

グミやチョコレートがどっさり並ぶ駄菓子屋さんもたくさん出店しています。数売りのものもあれば、グラム売りのものもあります。ベルの形をしたチョコレートは紐がついていて、クリスマスツリーに飾った後は美味しく食べることができちゃいます。

かわいい雑貨やバッグ販売の露店もたくさん出ているのですが、どうやら私は食べ物ばかり撮影していたみたい(笑)こちらも、かわいいけど「食べ物」です。旅行中に消費できるものはいいですね!お買い物を楽しんでも荷物にならないから…なんてね^^;

手作りクッキー
チョコチップクッキー

こちらの手作りクッキーは手のひらに乗るサイズで1枚€1.5。正統派なミルクチョコチップクッキーをはじめ、ホワイトチョコ&クランベリーや、ナッツ入りなどたくさんあって迷います。

ホットチョコレートはいかが?

ブロック状のチョコレートにスティックが刺さっているものが陳列されています。これを暖かいミルクに溶かしていただくのが「ホットチョコレート」。この幸せがあれば凍てつく冬も越せるというもの(おおげさ)。こちらは「Chocolate Company」というチョコレート専門チェーンの屋台です。クリスマスマーケット開催中でなくても店舗で楽しむことができるので、この機会を逃した人もどこかでぜひ味わってほしいと甘党の私は思うのです。

クリスマス仕様のチョコレート

OLALAの露店でクリスマス仕様のチョコレートを買いました(€7.90)。こちらは某所への手土産用です^^ 日本のギフトショップと比べるとリボンの結び方がとってもナチュラル(言い換えると…素人っぽい)です。

あたたかみのあるイルミネーション

今年は日のあるうちに帰りましたが、昨年は日暮れまで堪能しました。夜は電球色のイルミネーションと窓の明かりが素敵でした。

エマ通り[Schagchelstraat]

まるで19世紀「時代祭」

来ました!スカーゲル通り[Schagchelstraat]通称エマ通りです。19世紀のブルジョワ層、市民、労働者風の人々が行き交い、旅行者(あるいは地元のお知り合い)と陽気におしゃべりをしています。

ハールレムの聖バフォ教会教会の南側には南向きに2本の通りがあります。これの西寄りのほう[Warmoesstraat]を南下すると、スカーゲル通り[Schagchelstraat]の入口が見えてきます。

エマ通りの入口にある看板
エマ通り[Schagchelstraat]
マネキンかと思ったら本物の人が!
道化師のおじさんと子供たち
カフェのコーヒーの売り子さんかな
19世紀の衣装で楽器を演奏
19世紀の衣装で楽器を演奏

エマ通りから外れた旧市街でも♪

エマ通りを出て旧市街を歩いていても、ときどき19世紀の人々を見かけます。リアルなテーマパーク…そんな日です!

19世紀の衣装で楽器を演奏
テーマパークのよう

小さな広場に仮設ステージがつくられていました。ステージで行われるプログラムは、公式サイトで確認できます。

マルクト広場から近いHEMA(現Jumbo)の前にて
市庁舎ではアカペラを聞けた

マルクト広場に面した市庁舎が、クリスマスマーケットの2日間、開放されます。なかでは声楽のみの合唱・重唱が行われていました。安らぐ歌声からポップでかわいい歌まで、30分ほど聴き入りました。入場は無料です。歌と歌の間に観客が忙しく出入りしていました。

プログラムは公式サイトで確認できます。このほか、教会でも日曜には子供&家族向けのイベントが行われるようです。このほか、教会で聴ける讃美歌も素敵です。

ハーレムのマルクト広場に並ぶ建物のファサードがきれい

薄暗いことの多い冬ですが、晴れ間がのぞくと、こんなに素敵にファサードを照らします。

旅行インフォメーション

Kerstmarkt - Haarlem
ハールレムのクリスマスマーケット

ハールレムのイベント予定https://www.visith...uitagenda/  
クリスマスマーケット公式https://www.visith...t-haarlem/  

概要

私が訪れたのは、2018年12月9日(日)と、2019年12月7日(土)です。2020年と2021年はコロナのため中止になりました。そのぶん2023年は、例年より1日長い3日連続の開催になるそうです。毎年12月上旬の土日に開催されますが、変更があるかもしれないので公式サイトで最新情報を確認してください。

本日の行程

2019年12月土曜日 天気:くもり 気温:寒い

時刻内容
11:35 - 11:50[鉄道IC]アムステルダム中央駅 ⇒ ハールレム駅
[徒歩]駅から旧市街まで徒歩10-15分
12:00 - 18:00[観光]クリスマスマーケット散策
[徒歩]旧市街まで駅まで徒歩10-15分
18:17 - 18:35[鉄道IC]ハールレム駅 ⇒ アムステルダム中央駅

地図

旅した国と地域

国:オランダ
地方 / 州:北ホラント州
市町村:ハールレム