7月土曜日:コルマールへ

TGVは長距離特急列車ですが、ストラスブール⇔コルマール間の所要時間は快速TERとほぼ変わりません。しかもこの列車は15分遅れて来たのでむしろTERの方が早かったです…^^;

格安 TGV の inoui はひとり片道 6EUR。これが売り切れで買えない場合で2名以上で週末の日帰りなら、くどいですが「ALSA+ GROUPE JOURNÉE」の一日券がたぶん一番お得です。

よくわらないままにオンラインで予約した inoui TGV にいざ乗車(片道6EUR p.p)。…と言いつつ、この撮影は下車後。

19時頃コルマールに到着しました。さて、コルマールの宿にはエアコンがありましたが、レセプションのお姉さん曰く「壊れてます」とのことでした。とりあえず、少しでも部屋の温度を下げるため、窓を開けたまま夕食に出掛けました。

「ハム」と聞いて想像したものとは違ったけど、じっくり煮込まれた骨付きハム(!?)は期待以上の美味しさ。
帰り道。

ホテルの部屋のすぐ傍を通る列車の音が大きいため、窓を開けるのは断念しました。

部屋のドアを開けてみると、廊下の方がなんだか涼しかったので、ドアに石鹸を挟んで隙間を作って眠ることにしました。

おやすみなさい(ホテルからの眺めじゃないけれど)

ドアの隙間からほんのりと涼しい風が舞い込み、それなりに安眠することができました。もしかしてエアコンが故障していたのは、私たちの部屋だけだったんでしょうかね…。翌日、ホテルは夕刻まで快く荷物を預かってくれました。

これからは「エアコン壊れてます」に遭遇したら、まず部屋を見せてもらって、窓が開けられる部屋かどうか確認させてもらおうと思いました…。線路に面してない部屋に空きがあれば代えてもらいたいですから…^^;

じつは、6月半ばに訪れていたパリでもエアコンが故障していました。6月28日の大熱波の夜をどう凌いだのでしょうか…気になるところです。

7月日曜日:コルマール散策

コルマールは「ハウルの動く城」のモデルになった町だそうなので、一度見てみたいと思っていました。予想以上に、メルヘンチックで可愛らしい街並みでした。この町は盛大なクリスマスマーケットが開催されることで有名だそうです。

かつての魚屋地区。雨予報だったのに、良い天気に恵まれて良かった。

歴史地区には、13世紀に設立されたというフランシスコ会、ドミニコ会、アウグスチノ会の各教会や修道院が建っています。木骨造の家が立ち並ぶ通りは、すっかり童話の世界でした。

トンネルを抜けると…
…13~14世紀にかけて建築されたというサン=マルタン大聖堂。
大聖堂に使われている石のアップ。
広場に面したレストラン。
プティット・ヴニーズを走る機関車風の乗り物。各国語のオーディオガイド付きらしい。乗ってないので未確認。
ラ・プティット・ヴニーズ(だと思う)。この辺りの家はかつてブドウ栽培農家、野菜栽培業者、船頭共同体らの住まいだったそうな。
プティット・ヴニーズ近くの路地。
魚市場(ポワッソヌリ)地区…たぶん。かつての船頭と漁師の家が並ぶ地区で、その昔ローシュ河には魚を捕るための籠が置かれていたとか。
こちらも魚屋地区の一枚。黄色い家から河を挟んで向かい側には、屋内マルシェ(写ってないけど)。
マルシェに隣接した河沿いのテラスにて。

屋内マルシェ(市場)をチラッと見たとき、フードコートだと勘違いしました。ランチを頂くために昼過ぎに訪れると、いくつかの店は閉店していて、食事できるお店もわずかでした。そこで最も惹かれたものは、わざわざここまで来て何故…と我ながら思うけど「ベトナム料理」でした。でも、せっかくだから運河沿いのテラスで頂きたい…するとメニューが”タルト・フランベ”に限られてしまうんですよね。そういうわけで、旅行中2度目の”タルト・フランベ”を頂きました。チースと蜂蜜をのせたフランベ、美味しかったです。

窓際のディスプレイも可愛い。

第二次大戦の戦禍を免れたというコルマールは、よく保存され、修復され、装飾され、そして宣伝されてるなぁとも思いました。色数の多い街並みは、落ち着いたモノトーンに比べて子供っぽさを感じなくもないのですが、それは現代を生きる私個人の感性。中世のヨーロッパは色彩豊かだったと聞くので、交易で大いに栄えたこの街は、やっぱりこんな活気(今は観光客相手だけど)と色彩に包まれていたのかもしれません。

それでも哀愁に惹かれやすい私は、こんな一角も好きです。

珍しく、少し寂れた一角。塗料が色あせると、こうなるのかな。
猫のしっぽ!
こんにちは、猫さん*^^*
カフェでまったりして(強風でパラソルが倒れたりしたけど)、ストラスブールに戻りました。

そうそう、昨夜、夕食に出た帰りに夜景を撮りました。建物はライトアップされて、そのライトは七色に変化しました。なるほど、紫色に照らされる瞬間などは、荒れ地の魔女でも登場しそうな雰囲気です(笑)赤く照らされると、アムステルダムの飾り窓を連想してしまう私です^^;

七色に照らされる教会。
荒れ地の魔女が登場しそうな照明。

ライトアップ…というか、町の明かりは、個人的にはオーソドックスな電球色が好きです…(ぼそっ)

ところで、旅の楽しみ方ってたくさんあると思うんですが、最近わたしが興味を持ち始めたのは「現地の略史を理解する」です。地味ですがw だいたいどこに行ってもチラッと略史や解説が載ってるんですが、人物や家系や地名や当時の情勢に馴染みがないので、関係性がよく分からなくて理解ができない…。これではもったいないので、旅を機に西洋史をつまみ食いしてみようと思うのです。

ということで現地のパンフレットに加えて、帰宅後に日本語の書籍、Webの情報を漁って、ノートを作りました。ここに載せようと思っていましたが、ちょっと長くなってしまったので別のエントリ「コルマールとアルザスの略史」を作成しました。

明日は月曜日、ストラスブールから北西のサヴェルヌへ足を伸ばし、山歩きを楽しみたいと思います。

関連

旅行記 アルザス地方2019
施設・レストラン

コルマール観光案内所
Le Fer Rouge…骨付きハムを頂いたレストラン
La Terrasse Du Marche…フランベとビールを頂いた食堂のあるマルシェ

書籍
アルザス地方の旅行から戻って購入した本(電子書籍版)。20世紀に行われたオー・クニクスブルグ城の大修復が「ヴィルヘルム2世」によるものと知って、皇帝に興味を持ったため。皇帝の生い立ちや性格が詳しく、感情移入しながら読み進めるうちに、当時の世界情勢や第一次世界大戦の流れを知ることができて嬉しかった。読み易い本でした。