住まい探し…二兎を追うもの一兎も得ず!?(1)

先週は2つの物件の内覧に行くことができました。

広告

築120年、屋根裏部屋

アムステルダム近郊の街
Haarlem

1件目は、アムステルダム近郊の街にある築120年ほどの3階建てのアパートです。部屋は最上階の屋根裏です。

三角屋根の外側に小さなバルコニーが増設されていて、窓から出入りできます。ここからの眺めが、この物件のセールスポイントです。教会を中心に、赤茶色の瓦屋根と煙突が所狭しと並ぶ景観は、典型的なヨーロッパの中近世都市のイメージそのもので、タイムスリップしたような気分を味わえます。

英国育ちの夫は古い物件に抵抗がない、というより、むしろ好きです。さらに眺望に心を奪われやすい人です。夫は、この物件の虜になりました。眺めは確かに素晴らしく、私もうっとりしました☺️

安くて不便は幸せ でも高くて不便は虚しい

しかしこの物件、ベッドルームがありません。ウォークインクローゼット(物置)の中に設置された…天井ぎりぎりのロフトがそれです。狭いです。

リビングルームは木製の床で、ほどよいアンティーク感がオシャレですが、隙間が多いので床下がどうなっているのかちょっと怖いものがあります。

シャワールームは狭く、またシャワールームを通らないとトイレに到達できないという不思議なレイアウトです。

眺めの良いバルコニーも実は、窓兼ドアが上向きに半分しか開かないため、かがまないと出られません。

と、色々な不都合はありますが、賃料が安いというのなら私は大喜びでその不便に耐えます! いえ、これっぽっち、不便とさえ思いません。自分のアイディアと工夫で生活を豊かにできるので楽しみにすらなります!🤗

でもこの物件、安くないんです😰 60m2でEUR1,275(約16.5万円)/月という、日本の芦屋並みの家賃です。私は、安くて不便は「幸せ」ですが、高くて不便は「虚しい」と感じてしまいます…。

しかし夫の気に入りようは、会社までの通勤距離を差し引いても勝るものがあるようでした。

家賃以外の出費

ヨーロッパでは家具・家電付きの賃貸が珍しくないので、日本で使っていた家具・家電は輸送料の問題もあって処分してきました。 しかし、この物件は家具・家電なしです…。 必需品は新たに購入しなくてはなりません。

ちなみに引っ越し荷物や家具は、窓から搬入することになります。エレベータはもちろんありませんし、階段も狭いため、窓からの搬入は昔ながらのオーソドックスな手法です。窓から搬入するためにはリフト車を EUR 150/日 ほどでレンタルしなくてはなりません。

そして古い建造物ゆえに燃費も悪いので、水道光熱費が高くなることが予想されます…。

申し込みしました

オランダに来て約1ヵ月ですが、食費は外食しない限りは日本より安くすむことが一応は確認できました🤗 しかし、この差を家賃に回してもぜんぜん足りませんねぇ…😓 悩ましいかぎりですが、他に内覧までたどり着ける物件が少ないことと夫の強い希望で、第二希望として申し込みをすることになりました。

なぜ第二希望かというと… この後で内覧した物件に二人ともが心を奪われたからです😃 このお話はまた次回に…。

ちなみに不動産屋へはちゃんと「第二希望である旨と、その理由」を伝えました。 第一希望の物件に入れなかった場合に、万が一にもこの第二希望の物件がまだ空いていたなら、チャンスをくださいと。 そして、どちらも逃してしまった場合は、また新たに探し始めますのでよろしくお願いします…と。