《文法》倒置
オランダ語レッスンにもういちど通ってみるよ
レッスンで学んだ中から、今日は《文法》倒置について。「疑問文じゃないのに、主語と動詞が入れ替わる”倒置”という構文があるよ…」というお話です。
もくじ
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Hoofdzin met inversie 倒置
オランダ語では、ある語句(目的語や副詞)を文頭にもってくることで、その語句を強調することができます。たとえば「他の日と比べて"今日は"」を強調したいときは "vandaag" を文頭にもってきます。
ところが一筋縄ではいかないオランダ語。(強調したい)語句を文頭にもってきたときは、続く主語と動詞の位置が逆転(倒置)するよ、というルールがあるようです。
たとえば、Ik ben goed vandaag. が Vandaag ben ik goed. に変身します。強調したい Vandaag(今日)を最初にもってくると、動詞 ben が続いてから、ようやく主語 ik が置かれます。以降は変化なしです。
動画
ポイント
強調ある語句(目的語や副詞)を文頭にもってくることで、その語句を強調することになる。語順文頭に強調される語句が置かれるとき、続く主語と動詞の位置が入れ替わる。
平叙文:[主語]+[動詞]+[その他の語句]
強調文:[強調される語句]+[動詞]+[主語]+[(その他の語句)]
動詞の位置は常に2番目
オランダ語は語順がわりとフレキシブルらしい(それゆえに難解なんだけども)。そんななか動詞だけは、どんな場合でも常に”2番目”に置かれるのだそう(!)一文に動詞が2つある場合は最初の動詞だけが主語と入れ替わる最初の動詞だけが主語と位置替えされ、2つ目の動詞は平叙文の場合と変わらず同じ位置(おそらく、たいていは文末?)。
強調文:[強調される語句]+[動詞]+[主語]+[(その他の語句)]+[(2番目の動詞)]
例文
[強調したい語句]+[動詞]+[主語]+[その他の語句]
Nu wil ik ook een cola.
This time / This round / Now, I want a (glass of) cola too.
Later spreken we over de tekst.
Later, we are talking about the text.
Vangaag ben ik moe.
Today, I am tired.
Het spijt me, morgenavond kan ik niet.
I'm sorry. tomorrow night, I can't (make it).
感想とか…
2月になりました。第5回目のレッスンに行ってきました。まいにち数時間テキストブックとにらめっこしている私は、仕事のかたわらオランダ語を学ぶ忙しい皆さんに、かろうじてついていけているという感じです。この差は悲しいですが、わたしはわたしなりに一生懸命(自己卑下しすぎないようキモチの調整も含めて)やっているので、これでいいんだ!と思うようにしています。
倒置は、ルールを知ってさえいれば、困惑することはなさそうです。もちろん、まだ、口語で使いこなすことはできませんがっ☆