生後2ヶ月の思い出 in オランダ

ペコ君、おしゃぶり大好きさんになりました。出先で泣いても、おしゃぶりがあれば安心。家でも、おしゃぶりを咥えてバウンサーで満足気に揺れていました。おしゃぶりが手放せなくなるんじゃないかと思って心配もしましたが、3ヶ月後には、与えても拒むようになりました。

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9週目

新居探し:はじめての入札、獲得できず

現在の住まいは賃貸で1LDKです。夫が寝室で寝て、私とペコ君はLDKで寝ています。LDKには、ダイニングテーブルより大きな夫の仕事机があり、これが散らかり具合も含めてなかなかの存在感です。

10ヵ月ほど前から新居探しにのりだしました。現在の住まいが手狭だから、というのも動機ですが、私が家の購入に賛同したのは、現在の家主に憤慨したからです。いろいろあったんですよ、はい。暖房が故障しているのに無視され続けるとか、違法な家賃値上げを仕掛けられるとかですね。妊娠期間のストレスの根源でした。

夫は庭や暖炉や古民家の雰囲気を好みますが、わたしは管理や生活のしやすさを重視します。掃除やメンテナンスに困らない住まい、できれば階段のないフラットが理想で、健全でアクティブなVVE(管理組合)のある集合住宅だと心強いです。古民家は素敵ですが、家屋のメンテナンス技術や知識が必要です。夫も私も、それらを持ち合わせていません。

あとはロケーションですね。これは公共交通機関で通勤する夫にとって最も重要な条件です。

そんな私たちが揃って気に入る物件に、やっと巡り合えました。2LDKでペコ君の部屋も確保できます。市場は値下がり傾向にあるとのことでしたが、アドバイザーの予想は提示価格より高いものでした。わたしたちなりにリサーチもして、いざ入札。

結果は、2番手でした。20k差。

…また当分、LDKが私とペコ君の寝室です。冷凍庫の通電音が地味に耳障り。ペコ君の夜泣きで起きて、時間を確認する時計は、暗闇で光っている電子レンジのディスプレイ。そんなこんなも思い出となり。

家を購入できるまで家賃が嵩むのが賃貸住まいのつらいところです。

在オランダ日本大使館に出生届

日本大使館への出生届は、出生から3ヶ月以内に行わなければいけません。「出生により外国の国籍も取得している場合は、この届出期限を過ぎますと出生のときにさかのぼって日本国籍を失います(国籍法12条)」とのことなので、絶対に遅れるわけにはいきません。

生まれた子を同行する必要はありませんが、私たちは家族総出で向かいました。

ペコ君にとっては初めての電車移動。ベビーカーで乗車するなら Sprinter が気楽です。Intercity は、乗車口が階段になっているので手間取ります。

出生届の書類に不備がないよう、準備には神経をつかいました。不備があれば、遠出が無駄足になってしまいます。必要なものはすべて大使館のウェブサイトに書いてあり、何度も見直した甲斐あって、届け出は滞りなく受理されました。

オランダ大使館は過去に何度か訪れています。そのとき、小さな赤ちゃんを抱きかかえて、出生届けに来ている若い国際カップルを見かけました。書類に不備があったようで、若いカップルは、泣き止まない赤ちゃんをあやしながら困惑していました。その様子がとても気の毒で、産後ともあれば身体もつらかろうに…と思い、私のトラウマとなって記憶に刻まれていました。既婚でも未婚でも「国際」の場合、何かと複雑になりがちなのは、私も身をもって知っていたので。

我が子の場合、出生証明にはミドルネームがあるけど日本への届出(日本の戸籍)ではこれを省きました。そもそも日本の戸籍にはミドルネーム欄がないので、名の欄に無理やり押し込むことになります。日本で暮らす場合、各所で氏名を入力する際に字数オーバーになりやすく、不便な人生を強いることになりかねません。そう思って省きました。

ペコ君の日本パスポートを取得する予定ですが、これには戸籍の氏名にかかわらずカッコ書きでミドルネームを表記できることを、大使館窓口で確認しました。またパスポートには、非ヘボン式で氏名を記載できることも確認しました。

ちなみにペコ君は英国のパスポートをすでに取得しており、5年後にこれを更新する頃には日本のパスポートも所持しているはずです。英国側のルールに「他国のパスポートも所持している状態で英国パスポートを更新する場合は、他国のパスポートと氏名が完全に一致している必要がある」という条件があるらしいです。なぜなのかはよくわかりません。いろいろ調べた結果、日本のパスポートにカッコ書きでミドルネームを添えることで、この条件をクリアできるらしいです。

この日は、夫の誕生日でもありました。天気も良かったので、ハーグを散策しました。テラスカフェで一休みしましたが、うっかりしていました。タバコの煙があちこちから。ペコ君を副流煙にさらしたくなかったので、注文していたノンアルコールビアをいそいそと飲んで、席を後にしました。

10週目

タミータイムで初めての笑顔

SIDSを防ぐために仰向けで寝かせるよう指導を受けますが、同時に、起きているときはタミータイムでうつ伏せの練習をするよう勧められます。ペコ君はうつ伏せが大嫌いでした。いつも苦しそうでした。

でも首が座り始めたこの頃、タミータイム中にはじめて笑顔を見せてくれました。首も一生懸命持ち上げました。まだ長くは保てないけれど、再挑戦するペコ君の姿に、根性を感じました。

オランダ滞在許可申請(VISA)

10週4日目に写真屋さんで証明写真を撮りました。先輩ママさんに教えてもらった写真屋です。赤さんを専用の台に寝かせて撮るのだと思っていましたが、違いました。親が赤さんの服の下から手を入れて両脇と頭を支えて高く持ち上げるという、日本ではあり得なさそうな撮影手段でした。

お座りができる月齢なら専用の椅子を使えます。でもペコ君はまだ生後2ヶ月。首も座っていませんでした。まるまると太り気味なペコ君を持ち上げると、首がすくんで太っちょ具合が二割増しになってしまいました。仕上がり写真を見て、えー、本物のペコ君はもっとかわいいのに…とか思ってしまう親バカわたし(笑)

移民局(IND)用のサイズにカットしてもらいました。

移民局に提出する書類の国籍欄には、British と記入。撮影した証明写真を貼って、撮影の翌々日に投函しました。

審査通過の連絡を受けたのがいつだった忘れましたが、在留カードを受け取りにINDへ行ったのは10週後の20週4日でした。

11週目

さよならM字ハゲ

生後5週あたりに「赤ちゃんのM字ハゲって、いつ消えるんだろうね」と母と話していました。写真を見返すと、11週目あたりでほぼM字ハゲの面影がなくなっているので、ペコ君の場合は、このあたりで「さよならM字ハゲ」だったんだなぁ…

深夜の睡眠

成長ホルモンは22時~02時の爆睡中に分泌されると何かで読み、ペコ君にはこの時間にしっかり爆睡してほしいと思っていましたが、ちょこちょこ目覚めてましたね。泣きはしないものの、指をしゃぶっていたり、唸っていたり。

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12週目

授乳中の仰け反り始まる

ペコ君が授乳中に仰け反るようになりました。「おい、出ないぞ。がんばって吸ってるのに、出ないぞ!もう嫌だ!」っていうメッセージなんだ、と思ってしまいました。何ヶ月も後になって症状を思い返してみると「射乳反射」が起きていた可能性が高いです。母乳が出すぎる人に多い症状らしいので、母乳不足に悩んだ私としては、腑に落ちませんが。

ハンドリガード

仰向けに寝ているとき、手を顔の前にもってきて、凝視していました。これ「ハンドリガード」というらしいです。手の発見。手の存在を認識する過程の行動だそうです。

そういえば、自分の姿なんて知らずに生まれてくるんだよね。人類、みんな赤さんからはじまるんだよね。プーチン大統領でさえ最初は赤さんだったんだよね。そうか、「母」というのは、人間の一番弱い状態を見てるんだね、だからなんとなく強いのかな、とか。いろんな思いがよぎりました。

音楽に興味

生後6週に、在蘭の友達が我が家を訪問してくれました。そのときに「たまひよ たのしい おうたえほん」を頂いていました。「えほん」と題されているけれど、操作パネルが大部分を占めていて、16種類の童謡を再生できます。機械音じゃありません。ナチュラルな、人の歌声です。子供のおもちゃも進化してますね。これに歌詞とイラストが載った絵本がついています。

これをよろこんで再生していた夫が海外へ出張しました。生後12週。わたしはペコ君を膝の上にのせて、「絵本」も見せながら曲を再生してみました。目が見え始めていたのか、ペコ君は身を乗り出して興味津々。音楽が終わると泣き出し、再生すると聞き入り、終わるとまた泣き出しました。

「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね」を聞いているときは、今にも歌いだしそうに口をパクパクして、面白かわいかったです。

音楽が好きな子なのかなぁ。初めての子なので、赤さん共通の特徴なのか個性なのかわかりません。今後が楽しみです。