イギリスの先史時代は、人類の渡来から紀元43年のローマ軍侵攻(ローマ皇帝クラディウスのブリタンニア遠征)までを指すそうです。

ブリテン島の先史時代の年表

~紀元前8000年
  • 旧石器時代(Palaeolithic) 狩猟・採集を主とする生活
紀元前6500年頃
  • ヨーロッパ大陸と陸続きだったグレートブリテン島が、海面の上昇により大陸から切り離されて、島になる。
紀元前4000年頃
  • 新石器時代(Neolithic) 狩猟・採集を主とする生活から、農耕・牧畜による生活へ
紀元前3000年頃
  • 祭祀用の碑がつくられる(ストーンヘンジやオークニー諸島の遺跡群も、このころから造られ始めたと考えられている)
紀元前2200年頃~紀元前700年
前期
  • インド・ヨーロッパ語族のビーカー人が流入し金属器を伝える
  • 青銅器時代
  • ビーカー人との交流を通じてブリテン島の先住民に商品経済の概念が普及
  • 先住民の間で富の格差が拡大し、垂直構造・部族国家群的な社会へ
  • ビーカー人がもたらしたビーカーや金属加工品は各部族の上流層に水平に広まった
  • ビーカー人の土器の数々は、炭素年代測定で紀元前2475~2315年のものと推定されている
後期
  • ビーカー人は時代が下るごとに先住民の社会を経済的手段ないし軍事的手段で同化吸収
  • ビーカー人の勢力が政治力を増しブリテン諸島の支配を確立してゆく
  • 金属加工の技術が飛躍的に向上、広い地域で交易
  • 巨石建造物への興味が失われる
  • 大きくまとまった諸部族が鉱物資源などを求めて戦争も起こる
紀元前750年~紀元43年
By Johnbod – Modified from File:Brit Mus 17sept 061-crop.jpg, CC BY-SA 3.0, Link
  • 大陸からケルト文化が少しずつ流入(ケルト人戦士団による征服か、先住民が影響を受けて変質したか定かでない)
  • 鉄器時代到来 銅器よりも強い鉄器で森を切り開き農地を開拓
  • 農地を囲い所有権が重要となる
  • 堡塁が構築されたのは部族間の闘争によるものと考えられている
  • 小麦生産力に優れ十分な食料を生産し、狩猟犬・革・奴隷を輸出
  • 鉄製武器をもつケルト部族社会
  • ユリウス・カエサル(Gaius Iulius Caesar)による2度のブリタンニア侵攻(前55-54年)

ビーカー人とケルト人と巨石建造物

ビーカー人
インド・ヨーロッパ語族でビーカー文化の担い手
ケルト人
インド・ヨーロッパ語族でケルト語系、ケルト文化の担い手

ビーカー人=ケルト人なのか、ビーカー人≠ケルト人なのか、諸説あるようです。また、ストーンヘンジはビーカー人やケルト人が来る前からあったようです。

関連リンク

イギリスの歴史年表

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イギリス史を英語で読む(目安 TOEIC 650点)

The Story of Britain
著者/監督:Patrick Dillon

A comprehensive history of Britain that delves into some edgy and less well-known events as well as shining a light on the more traditional narratives of Scottish, Irish, Welsh and English history - William the Conqueror's arrival in 1066, Magna Carta, the Great Fire of London...

出版社/発売元:Walker Books
発売日:2012-5-3

日本 

イギリス現代史ノート
映像

タイトル:A 360° View of Stonehenge
公開者:English Heritage

タイトル:Age Of Ice | The World of Stonehenge | BBC Documentary
公開者:BBC Documentary

参考資料
wikipedia
先史時代
Prehistoric Britain
ローマによるブリタンニア侵攻 (紀元前55年-紀元前54年)
Caesar’s invasions of Britain