毎年8月にアムステルダムの運河で行われるというゲイ・パレード(LGBT プライド・パレード)。一度見てみたいと思い行ってみました。

賑やかなボートが約80隻も運河をパレードし、ピンクのTシャツや七色の飾りを付けた観客が、陽気に呑んで踊って皆ハッピー!

「さすがオランダ。日本じゃあり得なさそう…!」と思っていたら、隣に居合わせたオランダ人のおばちゃんが「今年は記念の年だから、あなたの国でもパレードがあるかも!」と。

おばちゃん談を交えながら写真を貼っていきます。

ゲイ・パレード(LGBT プライド・パレード)

パレードのルートは年によって変わることがあるようです。最新情報は公式サイトで確認できます。観覧に役立ちそうなリンクはこのページの末尾にまとめました。

       

私たちは開催日とパレードのルート以外、下調べを全くせずに出かけました。つまり「通称ゲイ・パレードというハデなパレードがある」という以外何も知らずに行きました。

パレードの開始時刻より1時間30分ほど早く到着。

思っていたより混雑は少なく、適当な場所を見つけて待っていると人が徐々に増え、テレビや写真で見るような"観客の海"になり、賑わってきました。

「過去を忘れず、未来を築こう」みたいな感じかと。

パレード開始前の余興(!?)が何気にスゴかったです。

う…浮いてる!飛んでる!
空ちゅう回転してる…!!!
hunkemoller ってなんだろう
さあ。パレードが始まります!
おお…!
にぎやかです!

「今年は記念の年だから、あなたの国でもパレードがあるかも!」と言ったおばちゃん。

"記念"とは何でしょう?

聞けばちょうど50年前の1969年、米ニューヨークの"ストーン・ウォール"という名のパブで、同性愛者が"同性愛"ゆえに警察に逮捕されたのだそうです。

アメリカのパブ ストーンウォールイン(国定史跡)
By Gryffindor – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10512442

当時は同性愛者が連行されるのは珍しいことではなかったそうですが、その時だけはいつもと様子が違い店外に集まってきた人たちが警察に抗議し、警察と同性愛者のグループが激しく衝突する事件に発展しました。

この事件が、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の権利運動が本格的に始まるきっかけとなった象徴的な事件ということで、ここから数えて今年がちょうど50年目にあたるというわけです。

Everyone needs a stonewall
事件から今日までの歴史パネルを載せたボート

さて、もうひとつ。"あなたの国でも"については、後日友達に話すと「4月に東京でやってたみたい!」と情報をもらいました。

おお…!やってたんだ!しかも、今年に限らず毎年行っているようです。詳しくは⇒ 東京レインボープライド

さて、おばちゃん談は続きます。アムステルダムのゲイ・パレードは近年大人気で、観客は毎年増え続けているとのこと。

そこで。

「今年から新たな"ルール"が設けられたのよ。」とおばちゃん。

たとえば自家用ボートからの観覧は場所が限られ予約制になったそうです。観客が大音量で音楽を流すことも禁止されました。パレードのボートが音楽を流しているのだから、まぁ、そうですよね。 パレードする人も、女性のトップレスが禁止になりました。子供や色々な人への配慮だそうです。

おばちゃんは「…って、昨日のニュースで言ってたの」とのことでした。英訳ありがとうございますm(__)m

なんとものどかな光景も。
銀行のボート!
警察のボート
消防隊のボート
救急隊のボート。先頭の人形の髪型がバ…バンコラン…!!!
おばちゃん曰く「たぶん、政府のボートよ、紋章があるでしょ」
Uberのボート!
女性雑誌の出版社(?)のボート

もう少し写真にお付き合いください。

小さくてなんだか上品なボート
華やかなピンクがかわいい
白いシャボン玉がきれい
橋の下をくぐるため、送風で膨らんでるタケノコ(?)を折りたたむ船員たち
あ、ジュディオング…を思い出す
「らしく たのしく ほこらしく」日本のボートです!
イエーイ!
キスしてる自由の女神❤️

そうそう、アムステルダムでは公共のエリアでの飲酒は95EURの罰金…と聞いていたんですが、この日は路上の仮設店舗でアルコールも売っていたそうです。お茶を持参していた私たちは気付きませんでしたが。

関連