絵本からそのまま使える!パパママのためのオランダ語5

オランダの国民的児童文学『Jip en Janneke』からオランダ語を学ぶシリーズです。

第5話は「Allebei een hapje(二人でひと口ずつ)」。食べたくないジップにヤネケが協力します。

著作権の都合上、全文の掲載はできないので、本は図書館やお店で見つけてくださいね。

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本の案内

  外部リンク  書籍案内:Jip en Janneke (bol.com)
[概要 / 抜粋文]Auteur:Annie M.G. Schmidt | Serie:Jip en Janneke | Taal:Taal: NederlandsNederlands

語彙

  • Boterham 名詞 サンドイッチ
  • Eten 動詞 食べる
  • Spelen 動詞 遊ぶ
  • Buiten 副詞/前置詞 外で
    • "Buiten spelen"(外遊び)
  • Hapje 名詞 ひと口
    • 語尾の "-je" は指小辞で「小さい」を意味する。
  • Klaar / Op 形容詞 終わり / 食べ切った
    • 食事が終わった時に "Het is op" と言う。

文法

基本型: S + V + R

Beer zit alleen aan tafel.:クマは一人でテーブルに座っている。

倒置型: Time/Place + V + S + R

Nu is het op.:今はもう無い / 食べ終わった。

  • Nu(今)が前に来たため V+S の順になっている。
    • Nu がなければ、het is op.
  • op とは?
    • 「もう無い」「空っぽ」と言う意味。
    • 街中のセールで見かける "OP=OP" は、「無くなる=終わり」(売り切れ御免) という意味。

疑問型: V + S + R?

  • Ga je mee?:一緒に行く?

文末不定詞型: S + 助動詞 + R + 動詞原形

助動詞を使うと、メインの動作(動詞の原形)は文の一番最後まで吹っ飛びます。

  • Ik ga buiten spelen.:外で遊ぶつもり。
    • ga
      • 元々は「行く(Go)」という動詞
      • 助動詞としては、「〜するつもり」「〜しに行く」という未来の予定を表す。
  • Ik moet nog zes stukjes eten.:あと6切れ食べなきゃいけない。
    • moet は、英語の must と同義。

完了型: S + hebben/zijn + R + 過去分詞

  • Heeft Beer al gegeten? :クマはもう食べた?
    • 疑問型×完了型なのでV(hebben/zijn) + S + R + 過去分詞
      • S と V が入れ替わっている
    • 過去分詞は ge- で始まることが多い(〜し終えた、~済)

分離動詞型: S + V本体 + R + 前綴り

Beer houdt zijn mond dicht. :クマは口を固く閉じている。

  • 分離動詞ってなに?
    • 「動詞」が単独の動作を表すのに対し、「分離動詞」は、動詞に方向や状態(前綴り)をプラスして、より具体的な意味にしたもの。
    • 普通の動詞: Eten(食べる)→ 分離動詞 Opeten(食べ切る / 完食する)
  • 英語だと「句動詞(Phrasal Verbs)」のような感覚。
    • Look (見る) → Look at
    • Look (見る) + for (探す) → Look for
    • Look (見る) + after (世話する) → Look after
  • 日本語だと「動作(動詞)」に、「方向」や「結果」を付け足して、新しい熟語を作るような感覚。
    • 食 (eten) → 完食 (opeten)
    • 立(staan) → 起立(opstaan)
    • 行(gaan) → 同行(meegaan)

Jip heeft vier boterhammen op. :ジップは4枚のパンを食べ終えた。

  • これは、完了型 × 分離動詞型!
    • opeten(食べ切る)から op だけが分離されている。

命令型: V語幹 + R!

  • Kijk!:見て!

育児こぼれ話

もっとちょうだい

食べたくないジップにヤネケが協力して食べ、最終的にぬいぐるみの「クマ(Beer)」に無理やり食べさせる(汚れる)という結末です。子供なりのロジカルな解決策を駆使していて現実的でユーモアのあるお話だなと思いました。

いつからか、子供に無理やり食べさせる風習は、なくなりましたね。いまは、メニューは親が決めるけど量は子供が決めるという、責任の分担が推奨されています。

我が家では、個々のお皿にあらかじめ盛っておくよりも、テーブルの中央に置いた鍋などからその場で少しづつ取り分けるほうが、子供(2歳8ヵ月)がたくさん食べたがります。子供のお皿に残った食べ物は、わたしは食べてしまいます。すると息子が「Mine!」と言って、戻ってくることもあります。

そういえば、息子のちょっと興味深い行動がありました。他人からもらった、初めて見る食べ物は、まず親のくちに一口いれるのです。1歳半頃のころでした。「おいしい!もっとちょうだい!」というと、息子が食べ始めます(笑)

Lekker! Ik wil meer!:おいしい!もっとちょうだい!

ごちそうさま VS からっぽ

「ごちそうさま」が「食料そのものと食事を作ってくれた人への感謝や、儀式的な終了」を意味するのに対し、"Het is op" はもっと物理的な「(食べ物が)もう無い」「空っぽになった」という状態を指す言葉です。

なので、お皿に食べ物が残っている状態で "Het is op" と言うと、オランダ人の目には「えっ、どこが?(まだあるじゃん)」と映ります。

お腹いっぱいになったから食事を終わりたいときは「Ik zit vol.」(丁寧にいうなら Ik heb genoeg gehad.)

Ik zit vol.:お腹いっぱい

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[概要 / 抜粋文]Auteur:Annie M.G. Schmidt | Serie:Jip en Janneke | Taal:Taal: NederlandsNederlands