【入門 A1】絵本『Jip en Janneke』で学ぶ身近なオランダ語2

オランダの国民的児童文学『Jip en Janneke』からオランダ語を学ぶシリーズです。

第2話は「Jip met de staart(しっぽのあるイップ)」。Jipが床屋さんに行くお話です。

著作権の都合上、全文の掲載はできないので、本は図書館やお店で見つけてくださいね。

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朗読と本の案内

  外部リンク  書籍案内:Jip en Janneke (bol.com)
[概要 / 抜粋文]Auteur:Annie M.G. Schmidt | Serie:Jip en Janneke | Taal:Taal: NederlandsNederlands

語彙

  • De kapper: 美容師・床屋
  • Huilen: 泣く
  • Bang zijn: 怖がる
  • Klaar: 終わり、完了
  • Lachen: 笑う

文法

基本型: S + V + R

Jip zit bij de kapper.

イップは床屋さんに座っている。

  • 主語(S)の次に動詞(V)が来る最も標準的な形です。R(その他)には場所や目的語が入る。

倒置型: Time/Place + V + S + R

Daar komt Janneke.

そこにヤネケがやってくる。

  • 場所 (Daar) が先頭に来たため、動詞 (komt) と主語 (Janneke) が入れ替わる。

疑問型: V + S + R?

En was het echt zo erg?

で、それは本当にそんなにひどいことだったのかい?

  • echt (本当に) + zo (そんなに) + erg (ひどい/嫌な)
  • エピソードでは床屋さんが否定の意味を込めて尋ねていますが、肯定的にも使えます。
    • En was het echt zo erg? Vertel het me maar." (本当にそんなに嫌だった?話してごらん)
      • 子供が自分の恐怖を客観的に振り返る手助けや、恐怖の対象を割り出して対策するのに使える。

文末不定詞型: S + 助動詞 + R + 動詞原形

Janneke moet zo erg lachen.

ヤネケはあんなに激しく笑わずにはいられない(笑わなければならない)。

  • 助動詞 moet (~しなければならない/~せずにはいられない) があり、動詞原形 lachen が文末に来る。

命令型: V語幹 + R!

Kijk!

見て!

  • 動詞の語幹のみを使う形

育児こぼれ話

時代による「声かけ」の変化

今回のお話は、とっても昭和的。散髪のハサミを怖がる/嫌がるイップに "Ben jij nou een grote jongen?" (君はもうお兄ちゃんだろ?) って床屋さんが声をかけています。自尊心を認めるのとは違って、怖いという気持ちを否定するニュアンスを感じました。

現代の養育者は、「まずは、お子さんの気持ちを受け止めましょう」と教わります。このとき、子供の不快感を否定せずに「ハサミが怖いんだね?」などと言葉にして理解を示すと、子供も感情に名前を付けて整理できるようになるそうです。

我が家で実践したところ、なにごとも気持ちを"真摯に"受け止めると、そのあとの「でもね…」が受け入れてもらいやすくなり、結果的にラクでした!予め「次に何が起こるか」を知らせておくのも効果がありました。YouTube の動画や、絵本は、その気にさせる効果があるので助かってます。

もちろん、常にうまくいくわけでもなく、泣かれたり、癇癪起こされて、収拾に時間がかかることも多々あります(笑)

恥の動機付け vs 自分の意志という動機

ところでちょっと気になったのが、ヤネケに笑われたから床屋に戻る、という「恥」の動機付け。

現代だと、恥を動機にせず「自分で決めて、自分でできた」という感覚を育てることが重視されていますね。親のリアクションを欲しがっているときは、褒めるよりも「できた!」という嬉しい気持ちに共感すると自信もつくようです。

Jaaa! Gelukt!:やったー!できた!

昭和育ちの私は、周りの大人から「(そんなことして)恥ずかしい~」と言われることも多かったので、「その手にのるもんか。恥ずかしくなんかない!」と主張したくなり、大人たちの前に歩み出て「ちんちんぶらぶらソーセージー!!」と大声で歌ったことがあります。

家に帰ってから「お願いだから、やめて。」と母に懇願されました。自分は恥ずかしくなくても、母が恥ずかしかったのはごめんなさい。

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[概要 / 抜粋文]Auteur:Annie M.G. Schmidt | Serie:Jip en Janneke | Taal:Taal: NederlandsNederlands