絵本からそのまま使える!パパママのためのオランダ語3

Image by G.C. from Pixabay

オランダの国民的児童文学『Jip en Janneke』からオランダ語を学ぶシリーズです。

第3話は「Naar de schoenmaker(靴屋さんへ)」。Jipとjannekeが靴の修理屋さんに行くお話です。

著作権の都合上、全文の掲載はできないので、本は図書館やお店で見つけてくださいね。

広告

本の案内

  外部リンク  書籍案内:Jip en Janneke (bol.com)
[概要 / 抜粋文]Auteur:Annie M.G. Schmidt | Serie:Jip en Janneke | Taal:Taal: NederlandsNederlands

語彙

  • Kapot:壊れている状態
    • おもちゃが壊れたときなども
  • Nat:濡れている状態
    • オムツが濡れた時、雨で濡れた時、ペンキ塗りたてなど
  • Schoenen:靴
    • 単数は schoen
  • Blote voeten:裸足
  • Laarzen:ブーツ/長靴
  • Winkelen:買い物をする
    • ごっこ遊び(Rollenspel)の定番テーマ。
  • te veel:やりすぎ
    • いろいろ応用しやすい te + 形容詞
      • Te warm! (熱すぎるよ!)
      • Te koud! (冷たすぎるよ!)
      • Te veel? (多すぎたかな?)
    • ちなみに、街で見かける不動産の看板「TE KOOP(売り出し中) / TE HUUR(貸し出し中)」は、te + 動詞の原形。こちらの te は英語でいうところの for のような意味。

文法

基本型: S + V + R

もっともシンプルな語順。

  • Mijn schoen is kapot. :僕の靴は壊れている。
  • Mijn voet is nat. :僕の足は濡れている。

倒置型: Time/Place + V + S + R

文頭に「場所」や「時」が来ると、主語と動詞が入れ替わる。

  • Daar staat Janneke. :あそこにヤネケが立っている。

疑問型: V + S + R?

動詞を文頭に持ってくると疑問型になる。英語の "Do you…" のような助動詞は不要。

  • Gaat u winkelen? :お買い物に行かれますか?

文末不定詞型: S + 助動詞 + R + 動詞原形

助動詞(〜しなければならない、〜だろう)を使う場合、メインの動詞は文末に原形で置かれる。

  • Je moet voortaan op je handen lopen. :これから君は手で歩かなきゃいけないね。※靴屋さんの冗談
    • 助動詞:moet (〜しなければならない)
    • 動詞原型: lopen (歩く)
  • Je zult op je blote voeten de straat op moeten. :裸足で通りに出なきゃいけなくなるよ。※靴屋さんの冗談
    • 助動詞:zult (〜だろう / 〜することになる)
    • 助動詞:moeten(〜しなければならない)
    • ん?助動詞しかないぞ?→これは、移動動詞が省略されているケース!
      • 本来なら moeten gaan(行かなければならない)となるところが、 op … moeten のように方向を表す言葉がある場合に「gaan(行く)」などの移動動詞が省略されることがある。省略しない場合は、以下のようになる:
        • Je zult op je blote voeten de straat op moeten lopen. (君は裸足で通りを歩かなければならなくなるだろう。)
        • Je zult op je blote voeten de straat op moeten gaan. (君は裸足で通りに出なければならなくなるだろう。)

完了型: S + hebben/zijn + R + 過去分詞

過去の出来事を表す。

  • Je hebt weer te veel gelopen. :君はまた歩きすぎたんだね。
    • 完了助動詞:hebt (2人称単数。原形はhebben。)
    • 過去分詞:gelopen
      • ge-(接頭辞) + lopen(動詞の原形)

命令型: V語幹 + R!

主語を省略し、動詞の語幹(stem)を文頭に置く。

  • Ga je mee? :一緒に行く?
    • 疑問の形だけど文型は命令型で、誘いの意。

育児こぼれ話:Misschien ligt er een halfgegeten banaan op de vloer.

靴にまつわるエピソードだったので、わたしも靴にまつわる育児こぼれ話を。

オランダでも、乳幼児期を素足で過ごさせる家庭が増えているみたいです。家庭訪問に来た看護師さんに「お手数ですが、靴を脱いでいただいてもいいですか」と言ったら「もちろんよ。乳幼児のいる家庭はほとんどそうよ、慣れてるわ :)」と言っていました。子供にとって、素足でものに触れる感覚も大切なのだとか。看護師さんは遠慮してかスリッパを断りましたが、「子供の食べかけのバナナが落ちてるかもしれません」と言ったら、笑いながら履いてくれました。

Misschien ligt er een halfgegeten banaan op de vloer.:食べかけのバナナが落ちているかもしれません

乳児期は靴下を嫌がった息子も、幼児になる頃には靴下が好きになり、そして1歳後半からだったかな、大人の靴に足を入れる場面も見かけるようになりました。小さな体にふつりあいな大きな靴を履いた姿が、かわいい。

2歳代になると靴を履いてリビングに侵入することも増えました。ついつい「わっ、脱いで!」と焦ってしまうのですが、大人のまねごとだとしたら、ちょっとノッてあげるのが良いそう。発達心理学でいうところの「象徴あそび」だそうで。

なので、1950年代に書かれたにもかかわらず、靴屋のおじさんが Janneke にかけた言葉「Nu ben je een dame. Dag mevrouw. Gaat u winkelen?」は、子供の世界へのお付き合いとして完璧ですね!

象徴あそび(ごっこ遊び)

2歳8ヵ月を迎えた息子は、お店屋さんごっこに誘ってくれます。食べ物屋台のようで「チーズトマト」というメニューを販売してくれました。「熱いよ、待ってね」と注意もしてくれます。わたしが美味しそうに演技して食べると、息子は店の持ち場を離れて客側にきて、私の手から架空のチーズトマトを一口食べて、また持ち場にもどるという姿も見せてくれました。おもしろかわいい。

その後「チーズコーヒー」という新メニューが登場しました。なんてクリエイティブ!

Wat creatief!:なんてクリエイティブ!

  外部リンク  書籍案内:Jip en Janneke (bol.com)
[概要 / 抜粋文]Auteur:Annie M.G. Schmidt | Serie:Jip en Janneke | Taal:Taal: NederlandsNederlands