所用があってZaandamへ行ってきました。 Zaandam(ザーンダム)は、アムステルダムの北にある町です。 有名な観光スポットは Zaanse Schans(ザーンセ・スカンス)という伝統的な家屋や風車が立ち並ぶエリアですが、今回わたしが訪れたのは、それより南のZaandam駅周辺です。 天気が悪かったので写真がイマイチではありますが、載せてみます。

雨のZaandamお散歩写真

Zaandam駅です。

ザーン川の両岸には、かつて何千もの風車が建造され、造船や製紙業で用いられる木材を加工する製材工業が栄えた。現在ではアムステルダムに隣接したベッドタウンとして栄えており、多くの人がアムステルダム及び周辺地域へ通勤・通学している。ザーンダム-Wikipedia

ちなみに「ベッドタウン」とは和製英語だそうで、英語では “commuter town” あるいは “bedroom town” などと言うそうです。

駅を出ると、テーマパークのような光景が広がります。 Zaandamの伝統的な家屋をモチーフにした現代建築です。家を積み重ねたようなユニークな建物はホテルです。

水路を挟んだ両端に商店が立ち並んでいます。 2階、3階は住宅だと思われます。

Zaandamは、かつて木材の加工で栄えた地域なので木造建築が多かったようですが、石造りの建物も残っています。

広場に面した建物の一角です。

資源分別のゴミ箱です。

外壁塗装がはがれた、もの悲しげな建物がありました。 住宅不足のアムステルダムから電車でわずか15分の距離にある町ですが、空き家でしょうか…?

運河に面した裏庭…というかデッキですが、可愛いですね。

小道です。

オランダで最も古い木造建築のひとつを残している博物館です。 石造りの建物の中に、木造建築がすっぽり収まっています。 Haarlem(ハールレム) の Teylers Museum に次いでオランダで2番目に古い”博物館”だそうです。 時間があったので入ってみました。(地図

1697年にロシアのピョートル大帝がこの鍛冶屋に7日間滞在しました。

ピョートルのヨーロッパ歴訪

1696年から単独統治を行い、1697~98年、皇帝でありながらヨーロッパ各国の視察を自ら行う。その旅行で刺激を受けて積極的な西欧化政策を推進、西欧の技術者を多数招聘し、産業の近代化を行った。

1697年、ロシアの西ヨーロッパ諸国への大使節団が編成された。ピョートルは「ピョートル=ミハイロフ」という変名で、一随員として加わった。まずプロイセンのケーニヒスベルクで砲術を習った。オランダにはいるとピョートルは単独行動をとり、造船所で一職工として働きハンマーをふるって造船技術を習得した。4ヶ月にわたるオランダ滞在で造船所に日参したほか、博物館、病院、裁判所を見学し、ライデン大学では解剖学の講義を聴いた。更に造船学を学ぶためイギリスに渡り、ウィリアム3世に歓迎され、造船所で技師見習いとして働き、砲弾工場なども見学した。このピョートルのプロイセン、オランダ、イギリス歴訪は、ロシアの西欧化政策の契機となり、また北方戦争を勝ち抜く力となった。
世界史用語解説 授業と学習のヒント

造船所で一職工として働いたというピョートル大帝…!すごい人だったんですね!

ロシア皇帝、大統領、オランダの君主、ナポレオンやオーストリア皇后のエリーザベトもかつてこの家を訪れました。 多くの訪問者の名前が窓や壁に刻まれています。 19世紀、ロシア皇帝とオランダの君主はこの家の価値に気づき、保存に努めました。

白いアジサイ「アナベル」でしょうか。博物館の裏庭に咲いていました。

The Tsar Peter House – 博物館公式サイト

感想

Zaandamに異様に安い売り物件があったので詳細を見ると、電気・ガス・水道の設備が未開通でした。 このエリアの古い石造建築は、現在まで使われ続けてきたものと、時間が止まったままのものがあるのでしょうか。 ある空地には木造家屋を模したアパート建設の告知幕がありました。コンクリートの無骨な四角いアパートが立ち並ぶのとは一味違ったユニークな “commuter town” になるのだなと思いました。

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