照明器具の取り付け方 in オランダ

家具の組み立ては、世間では「夫の分野」のイメージかもしれませんが、我が家では妻の分野です。 というか単に私の「ちょっとした楽しみ」なのです。

さてしかし、照明器具の取り付けには苦戦しました。 日本のように小売店で何を買ってきてもカチッとはめればいいだけのワンタッチ仕様ではありません。

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照明器具の基本的な取付方法

オランダは、天井の穴から銅線が2本垂れているのがデフォルトらしいです。

ざっくりいうと、天井から垂れている2本の銅線を照明器具のコネクタに差し込んだのちに、照明器具を天井にネジ留めするという手順です。 この様式の照明器具の取り付け方法はYoutubeなどでも公開されています。

タイトル:How to Change Light Fittings
公開者:Woodie's TV

基礎的な電気の知識かと思いますが、私はこれを理解するだけでもずいぶん時間を要しました。

しかし!
うちの天井からは銅線が垂れておらず、穴も塞がれていました。

特殊なケースも基本は同じ

穴を塞ぐ蓋と謎の白いプラスチック

新居の天井です。穴を塞ぐ白い蓋が天井にネジ留めされています。白い蓋には1.5cm角ほどの白いプラスチック片がついていました。手持ちの照明器具にも同様の白いプラスチックがついていますが、このプラスチック同士をカチッとはめるわけではなさそうです。 それをするには型や位置が合わないのです。

銅線で繋げばいい

蓋の内側には銅線が…

天井にネジ留めされていた蓋を外して中を覗いてみました。 先端に白いプラスチックが付いているものの、要するに2本の銅線なのだということがわかりました。 白いプラスチックはどうやらコネクタの一種のようで、メスです。 一方、照明器具側についている白いコネクタもメスです。

そこでようやく、この両コネクタを銅線で繋げば良いんじゃないか、と思い至りました。

この白いプラスチックはつまりハンダ付け不要の銅線コネクタだったのです!(となると、メスって呼び方は妙かもしれませんね^^;銅線をオスと呼んでいいなら一応メスってことにはなるのかな…。)

銅線・ニッパー&ペンチ・ネジ

大型ホームセンターへ行き、多数の似たような商品の中から、我ながらびっくりするほど正しい物を買ってきました! と思っていますが、もし間違っていたらご教示くださいまし...私たちの命が危険です m(__)m

しかしながら、ネジの長さだけが5ミリばかり足りなくて、もういちど買い物に行くことにはなりました。

こうして、見事、無事に、浴室に照明を取り付けることができました! 窓のない浴室だったので照明が欲しかったのです。

コネクタとコネクタを接続した2本の銅線

分かってみれば単純な話だけれど、改めて日本のワンタッチ式の便利さと安全性は素晴らしいなと思いました。 ただ、そのせいで電気回路と縁遠くなってしまうのは否めないかもしれません。 義務教育の過程で電気回路について習った記憶はあります。電池と豆電球を金属線で繋ぎ、豆電球を点灯させた実験だけが妙に楽しくて覚えていました。電気抵抗を求める計算式とかはさっぱりです😅

今回の照明器具を取り付けるにあたっては、コネクタを介しているので大丈夫だろうとは思うものの、素人配線による火災…なんてものも心配です。また、私に落ち度がなかったとしてもネズミが配線をかじって損傷させることもあるようで…電気ってなにかと怖いものなのですね…(電気火災の原因と対策)。